QNAP NAS導入事例 エーケービー有限会社様

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QNAP NAS導入事例 エーケービー有限会社様

関連メーカー:QNAP 正規代理店


代表取締役 フェルディナン・キャパティ氏(中央右)
セールス・マーケティング マネージャー ジュリアン・ボガエルス氏(右端)
ネットワークエンジニア ピエール・ルーセル氏(中央左)
カスタマーサポート マネージャー 飯川敦史氏(左端)

エーケービー有限会社(以下、「エーケービー」)は、社員4名中3名がフランス人からなる、外国企業向けのシステム開発を行う会社です。同社がQNAP「TS-639 Pro Turbo NAS」(※)を導入した経緯と評価について詳しくお聞きしました。
※この記事では、特に断りがない限り、QNAPとの記載は、QNAP「TS-639 Pro Turbo NAS」を指します。

エーケービーについて

エーケービーについて教えて下さい。

エーケービーは、外国企業のシステム構築を中心に行うシステム開発会社です。日本に進出するヨーロッパのファッションブランドに対 して、ERP システム(※1)の構築や、システム構築を含めたトータルソリューションを提供しています。昨年度の売上げは約8000万円、社員数は代表取締役を含め4 名です。

※1:ERPシステム 
企業の経営資源を有効に活用し経営を効率化するために、各部門ごとに別々に構築されていたシステムを統合・管理するシステム


エーケービーの強みとは何でしょうか。

外国企業が日本に進出する場合には、2 つの壁に直面します。「言葉の壁」と「商習慣の壁」です。
エーケービーは、日本語、英語、フランス語で導入時のコンサルティングやサポートを行えますので、外国企業に言葉と商習慣の壁を感じさせることなく、システムを構築できるところが最大の強みです。

また、システム構築後のサポートまで、お客様をトータルにバックアップしているのも特徴のひとつです。

QNAPをどのように利用しているのか

QNAPをどのように使っていますか。

エーケービーでは、通常の使い方とは異なりますが、QNAPを以下の2 つの目的で使用しています。

1) Ahsay オンラインバックアップシステム(※2)のストレージ
2) 仮想化ソリューションのストレージ

QNAP を検討するに至った経緯を教えて下さい。

2009 年末からエーケービーはAhsay ソリューションを展開しています。Ahsay は全世界で合計100万社以上に利用されているバックアップシステムで、親和性の高いQNAPと併用されているお客様が数多くいらっしゃいます。この現状がきっかけでQNAPを検討することにしました。

仮想化ソリューションのストレージとしても利用されているということですが。

システム構築にあたっては、どの企業もイニシャルコストや運用コストをできる限り抑えたいと考えます。仮想化ソリューションは、コストを抑えるための方法のひとつとして、多くの企業に利用されています。

例えば、サーバーを仮想化することによって物理サーバーの台数を削減することができ、管理者の負担や運用コストを削減できます。また、新しいアプリケーションを導入する際も、別途に物理サーバーを構築する必要がありません(※3)。

しかし、これはどのシステムインテグレーターが担当しても実現できる内容です。
エーケービーはこれだけで満足せず、さらにコストを削減する方法があるはずだと考え、様々な方法を検討しました。

その際に注目したのがストレージです。
大規模システム用のストレージは高価で、仮想化システム構築にかかるコストの約 半分を占めていました。これに近い性能を持つうえ安価な製品を見つけ出せばコスト削減が実現できます。

しかし、費用だけを考えてストレージを選択することはできません。信頼性や他の周辺機器との相性も考慮する必要があります。導入した製品が原因でシステムの一部に障害が発生して、業務が止まるようなことはあってはならないからです。

このため、現在は長時間のランニングテストを実施しており、このテストが完了し次第本番環境での運用を開始する予定です。

※2 Ahsay オンラインバックアップシステム 正式名称はAhsay Systems Corporation Limited。
全世界合計100 万社以上に利用されている信頼性の高いバックアップソリューション。31ヶ国語に対応しており日本語のインターフェースもある。

※3 リソースが足りない場合は物理サーバーを追加する必要があります。

ストレージ 製品を比較検討した要件とは

ストレージ製品を選ぶにあたっては、どのような要件で比較検討しましたか。

ストレージ製品は、以下の5つの要件を満たせる必要がありました。

1.反応速度が早い

物理的な構成に比べて、仮想化した場合はレイテンシー(※4)や転送が遅くなりがちですが、それにより使い勝手が悪くなるようでは困ります。反応速度が速い製品でなければならず、Fibre Channel やiSCSI を利用できる製品が候補として考えられました。

iSCSI を使用した場合、ハブ、ルータ、スイッチ類は従来のものを利用してストレージ製品をネットワークに直結することが可能です。Fibre Channel に比べ、余計なコストがかからないiSCSI が理想的でした。

2.IEEE 802.3ad 機能が使用できる

IEEE 802.3ad 機能が使用できれば、複数の回線の帯域幅を足せるため、低コストで転送速度をアップさせることができます。

3.仮想化ソリューションとの連携が取れる

VMware、Red Hat Virtualization、Xen といった様々な仮想化ソリューションと連携が取れることも条件でした。
特に、多用されるVMware との連携は必須です。

4.レプリケーション機能がある

障害発生時に備えデータをバックアップしておくことの重要性は、仮想化ストレージにおいても変わりありません。バックアップに関して重要なのは、障害が発生した際に素早く復元できることです。

仮に、バックアップデータを遠隔地に保存しているような場合には、大量のデータ転送に時間をとられ、復旧に時間が掛かることになります。そうかといって、同室内など転送時間が短くて済む場所にバックアップデータを保存すれば良いという訳でもありません。

なぜなら、万が一自然災害などの原因で建物が損傷してしまうと、バックアップデータも一緒に壊れてしまうからです。これではバックアップの意味がなく、ビジネスを再開することは困難になります。

こういったジレンマを解消できるのがレプリケーション機能です。
レプリケーション機能があれば、2台のストレージに保存されているバックアップデータを定期的に同期させることが
できます。つまり、転送時間が短い近くの場所と遠隔地の2 カ所にバックアップサーバーを設置することができ、上記の問題を解決できるのです。

5.コストパフォーマンスが優れている

コスト削減で導入する以上、仮想化ストレージ製品のコストパフォーマンスも重要になります。

これらの要件をもとに3 社の製品の中から2製品に絞り込み、QNAP ともう1製品について評価機の貸出を受けま
した。

※4 レイテンシー
デバイスに対してデータ転送などを要求してから、その結果が返送されるまでの遅延時間のこと。

評価期貸出 サービスを利用して

購入前に評価機を借りた理由は何ですか。

その理由は、下記の3 つのポイントを前もって確認するためです。

1.実効速度

1 つは、スペック上の数値ではなく、実際に使ったレスポンス速度を測定したかったからです。スペック上の速度と実効速度が異なることは多々あるので、実際に使う環境でどのくらいの速度がでるのかをチェックしたいと思っていました。

2.さまざまな仮想化ソリューションとの連携

2 つ目は、さまざまな仮想化ソリューションとの連携を確認するためです。
現在のQNAP はVMware の認定を受けていますが、当時は認定を受けていませんでした。そこで、よく使用されているVMware だけでなく、Red Hat Virtualization やXenなど様々な仮想化ソリューションと連携が取れるかを試してみたいと考えていました。

3.安定性

最後は、安定性です。既にお話しした通り、安く導入ができても障害が発生して業務に影響が出ては意味がありません。そのためには安定性・信頼性をチェックする必要がありました。

評価機貸出サービスについての評価を教えて下さい。

実機を使用して仮想化ソリューションや周辺機器との適合性を検証できたので、エーケービーの利用目的に合った製品選びに役立ちました。

評価機を借りて使用した結果、QNAP は全体的に性能が良く、安定したスピードを実現できました。
実測したところ、ローカルのハードディスク(実測 25MB/秒)の4 倍のスピードが出ていました。(実測100MB/秒、IEEE 802.3ad 機能は使用せず) また、VMware など、仮想化ソリューションとの連携も良く、長時間に渡る連続使用でもQNAPがダウンすることもありませんでした。

QNAP はエーケービーが考えていた条件を満たしていたので、採用することに決定しました。

QNAPへの評価

QNAPを評価できる点は何でしょうか。

ハイエンド機の10%の費用で、80%の機能が使えることです。
コストパフォーマンスに優れていながら、ネットワークストレージに求められる要求をほぼ全て満たすことができるので、従来通りの運用のままコストダウンを実現できます。

また、ユーザーインターフェースがさまざまな言語に対応しています。
エーケービーで使用した日本語、英語、フランス語のユーザーインターフェースのどれもがきれいで、使い易かったです。

GUI で操作できるので、Linux のCUI での運用と比べて、日頃の運用面が楽になると思います。


QNAPの特色をシステムインテグレーターの立場からマニアックに言うと、どうなりますか。

QNAP はLinux がインストールされているので、簡単に機能が追加できることが特長です。他社の業務用ストレージ製品には拡張性はありませんので、使い勝手は格段に違います。

ファームウェアの更新が頻繁にあり、リリースの段階で実装されていなかった機能が後から利用できるようになるところも、開発者の立場としてはうれしいです。

今後の期待

ユニティへの今後の期待について教えて下さい。

ユニティは、定期的に新機種の紹介をしてくれています。カタログに書かれているスペックも分かり易く、製品選択の際には非常に助かります。今後もぜひ良い製品を紹介していただきたいです。

本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。


エーケービー有限会社のWebサイト
取材日時 2010年4月

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