無線LANを使ってPOSシステムを使用する際の注意点とは
公開日:2016.05.24 更新日:2022.06.24 閲覧数 10,894 (月間45)

こんにちは、テックウインド株式会社メディアチームです。

スーパーやデパートなどでは、POSシステムを利用しています。
POSシステムを暗号化していなかったために、販売情報が漏れるという問題が起こっています。
無線LAN POSシステムを利用する際の注意点についてお話しします。

POSシステムとは

POSシステムは「販売時点情報管理」という、お店の販売情報を収集するためのシステムです。
POS端末も無線LANルーター同様に、サーバーとの間のやり取りを無線で行っています。
スーパーやデパートの販売情報の中には、商品の情報や購入金額、クレジットカード情報などが含まれています。
これらを暗号化しないで送ると、不正アクセスした第三者によって読み取られてしまいます。

データを暗号化

古いPOSシステムだと、データを暗号化する機能が付いていません。
POSシステムが導入され始めたのは1980年代であり、今ほど個人情報が問題とされていませんでした。
年代もののレジを使っているお店では、データが暗号化されていないかもしれません。

POSシステムとWindows XP

POSシステムが最新の状態になっていないのは、無線LANのPOSシステムの多くがWindows XPを使用しているからです。
Windows XPは2014年4月にサポートを終了していますから、サポート切れが関係していそうです。
Windows 7のサポート終了時期は2020年1月14日、Windows 8.1のサポート終了時期は2023年1月10日となっています。
現在マイクロソフト社はWindows 10を推奨していますが、最新のものに入れ替えないと脆弱性が高くなります。

無線LAN POSシステムを利用する際には、データを暗号化して送るのが鉄則です。
ただ、Windows XPは広範囲に普及していましたから、いまだに使っているところも多いでしょう。
Windows XPでなければ動かないシステムもありますから、最新のものに入れ替えるにはかなり費用がかかりそうです。

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